工業用水・工場排水試験方法について
[2021.11.22]
現在、工業用水試験方法(JIS K 0101)及び工場排水試験方法(JIS K 0102)の統合及び新たに5部編成の規格群として分冊化する作業が進められています。これは工業用水試験方法(JIS K 0101)と工場排水試験方法(JIS K 0102)との内容の重複が多くあったため、それら二つの統合を目的としたものです。その第1部として工業用水・工場排水試験方法(JIS K 0102-1):一般理化学試験方法が2021年5月20日に公示されました。
工業用水・工場排水試験方法(JIS K 0102規格群)は、次に示す部で構成される予定です。
- JIS K 0102-1 第1部:一般理化学試験方法(5.20公示)
- JIS K 0102-2 第2部:陰イオン類及び陽イオン類分析(予定)
- JIS K 0102-3 第3部:金属分析(予定)
- JIS K 0102-4 第4部:有機物分析(予定)
- JIS K 0102-5 第5部:魚類による急性毒性試験、細菌試験及び生物試験方法(予定)
今後はいずれかのタイミングで、工業用水試験方法(JIS K 0101)と工場排水試験方法(JIS K 0102)は廃止となり、法令等(水質汚濁防止法の環境基準等)に記載されている測定方法が工業用水・工場排水試験方法(JIS K 0102規格群)になると考えられます。
しかしながら現時点では、法令等記載の測定方法と最新のJIS K 0102規格群の番号との整合がとれていないことから、当センターの計量証明書等の報告につきましては、法令等の規格番号に合わせて測定方法を記載しております。
今後も最新の情報を収集しつつ、動向を注視してまいります。